2012年08月11日

機械翻訳ソフト

お世間ではお盆休みですが、今年はほとんど出社となってしました。勉強したいことがたくさんあるのに……です。

最近、『アプリケーションソフトの基礎 (講座ITと日本語研究)』(公式はこちら)を読んでいたのですが、5章のうち1章は「機械翻訳ソフト」ついて書かれております。目次は以下のとおりです。

第5章 機械翻訳ソフト
 1. はじめに
  1.1 調査の概要
  1.2 機械翻訳ソフトの性質
  1.3 句読法と機械翻訳の精度
  1.4 文字の表記
  1.5 固有名詞
  1.6 言語間の形態面での対応のずれ
  1.7 言語間での形態面に対応する要素を見られる意味的なずれ
 2. 機械翻訳の実際
  2.1 英語
   2.1.1 英語から日本語への翻訳
   2.1.2 日本語から英語への翻訳
  2.2 韓国語
   2.2.1 韓国語から日本語への翻訳
   2.2.2 日本語から韓国語への翻訳
  2.3 中国語
   2.3.1 中国語から日本語への翻訳
   2.3.2 日本語から中国への翻訳
 3. 結び


著者は翻訳サイトで利用できる機械翻訳を検証しております。取り上げた機械翻訳システムはA社、B社、C社となっており、どこの会社のだろう?と思いましたが、よく読んでみると、A社はGoogleでしょうね。B社とC社が、どちらかがクロスランゲージ社だと思いますが、このあたりはちょっとわかりません。

どこの機械翻訳システムなのか明らかでなくても、個人的には問題はありませんね。というのも、自分の関心は機械翻訳の結果を分析であり、利用目的ではありません(全く利用しないわけではないのですが)。この本に書かれている観点でチェックしてみるのも必要なことかもしれませんね。

この章の最後に次のことを議論しています。

機械翻訳は完璧ではなく、誤訳を生み出す。そのようなものを日本語研究・日本語教育に生かすにはどうすればいいだろうか。
―― p.230


どちらも誤訳から自分が気がつかないことを発見し、それを手掛かりに研究や教育に役立てることは可能という主旨です。個人的には誤訳ではない訳文も認知言語学でよく言われる「捉え方の違い」にも着目して分析をしてみたいところですね。機械翻訳システムの違いで、その違いがでるのは怪しいのですが、人間による翻訳と機械翻訳を比較して何か整理したいなと思っています。

週末研究ではなく、機械翻訳を開発している会社に潜り込めればいいのですが、難しい希望ですね(苦笑)。もっとも技術的な貢献はできそうにもないので、転職するのは無理そうですが……。



posted by unendedchaos at 10:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 翻訳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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